これを機に玄米を食べようじゃないか。
政府の無策
米不足、ひいては食糧不足に対して政府には一定の責任があるはずだ。
無学につきJAが何のために存在しているかは存じ上げないが、生産量の把握ぐらいできないのだろうか。
もうすぐ新米が流通する時期ではあるとはいえ、スーパーに米がないっていうのはちょっとばかり異常だと思う。
一方で、外食産業を利用している限りでは、米が足りていないような様子は見られない。あるところにはあるということだ。
減反政策、JA買い占め……?逆に何かしらの策を講じているのかもしれない。
玄米を食べる
いろいろ考えたところで目の前に米が降ってくるわけではないので、流通が安定するまではできる範囲でできることをしていきたい。
スーパーに行くと精米された米はないが、玄米ならいくつか在庫していることが多い。
白米がないなら玄米を食べればいいじゃない。
精米前の玄米は米としての栄養価を持っていて、日本人にとっては遺伝子レベルで体に良い食材に違いない。
糖質源でありながらたんぱく質もそこそこ摂れるとなれば食べないわけにはいかない。
たんぱく質に関して言えば、100gあたり7gほど。これは白米の倍近い数値となる。精米することで栄養価が落ち、糖質の塊になってしまう。
うちでは、今のところ米のストックがあまりないこともあって、白米と混ぜて食べている。平常時でもたまに買っているが、白米が売ってなくても玄米は売れ残っていたりするから、しばらくは玄米多めで安定供給までの時間を稼ぐことにした。
100%玄米で食べたことはないが、雑穀米感覚で挑戦してみると普通に美味しく食べられると思うので試してみてほしい。
水を吸いにくいから白米ほどふっくらせず、かといってパサついているわけでもなくプチっとした食感で、個人的には白米:玄米=1:1、1:2ぐらいが好き。
玄米がどうしても食べられない場合、炊飯器ぐらいの大きさの精米機があると良い。
これがあれば白米にもできるし、好みの精米具合の分づき米にすることも可能となる。
こういうピンチの時にオプションがあることはいいことだし、玄米によって健康面に対して得られる恩恵が大きいことが何よりも重要。
食糧自給率が終わっているこの国だけど、米は何より守りたい資源でもあり文化でもある。
米があることで味噌も作れるし、海に囲まれた国だからこそ海水から得られる天然塩にも価値があり、これらが失われることはあってはならない。戦闘機よりよっぽど重要な国防になる。
玄米もそうだし、たんぱく源にプロテインの備蓄をしておくと、有事の際の栄養源にできるから、余裕があれば常食分にプラス数か月分は確保しておきたいところだ。
玄米食でも強靭な肉体を維持できていた日本人って実はめちゃくちゃ凄い人種なのでは……。
ちなみに雑穀つながりで蛇足しておくと、ヤオコーの「白米のような雑穀ブレンド」は美味いぞ。
埼玉近辺なら近所のヤオコーで買ってみて欲しい。